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鎌池 和馬の作品



「とある魔術の禁書目録」   電撃文庫


1巻   ☆×9

終わりには感動。透明感のある終わり方でした。
キャラが個性的で、設定も良い。
1読することをお勧めします。





2,3巻   ☆×7

2、3巻は新キャラ出して、それが事件持ってきて1巻のキャラは放置な感じ。
正直1巻ほどのよさは望めません。
しかし会話のテンポの良さは一品です。





4巻    ☆×7

相変わらず会話のテンポがよく、ギャグも巧いです。
しかし、展開を読むのが容易で、全体としては既刊より劣る印象。
無駄な展開が多く、こじつけが多い。
これだけキャラを増やして収拾がつくのかどうか。
簡単に読め、笑えると言う点ではライトノベルらしい小説。
とりあえず次巻に期待。





5巻    ☆×8

 アクセラレータと当麻がダブって見えたのは僕だけでしょうか。
 結局パターンは変わってないんですが、それでも読ませてしまうキャラ作りと展開の熱さ。
 先が読めようと受ける印象は読めない。言ってしまえば、熱さを失ったらこのシリーズはもう終わりなんではないでしょうか。
 ただ、アクセラレータの話は良かったのにそれ以外の話を組み込んだことにはちょっと遺憾です。どれも 個々としては好きなので、良いのですが織り交ぜて語られるとそれぞれの物語への入り込みが上手くいきません。 熱く一気に読んでしまうような小説で、視点の切り替えをされるとどうも駄目です。当麻の話は上手く纏まってはいるけど 短編に無理にした所為で急ぎすぎているような気がしました。
 というか、インデックスはもう放置ですか。一応話しに絡んではいますがそれはむしろ当麻中心。オカルトと科学的な超能力。 その対比的なものは主軸に置かれなくなってしまったのでしょうか。この一冊は非常に楽しめましたが、シリーズの5巻としては 疑問の残るものでした。 





6巻   ☆×7  
 なんというか、確かにほのぼのしているのもいいし、面白い。だけど、それは他の作品に比べて抜きん出ているわけでもない。
 抜きん出ているのは、そう、熱い話。熱くて熱くて、そんなところがいいのに、そこを削られたら困りますね。
 結局裏舞台が少しづつ整っているようなので、なんとか最後に熱すぎるくらいに燃える話を期待します。





7巻   ☆×7  
 魔法使いの話。もう何というか、インデックスが話しに関係ないという疑問を払拭するためだけに無理やり捻り出された物語という感じ。
 次こそはまともなものが読みたい。





8巻   ☆×5  
 女の子の絵とかを目的にしない限りあまりお勧めできなくなってしまいました。
 放置された記憶の問題や、禁書目録が必要ないなど、以前から言っていたことも未だ触れられず。それどころかまだ人物を増やして余計なことばかり。 文庫の看板作品はこうなってしまうともう駄目なのでしょうかね。




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