簡単に言うと、悪ガキが頭の固い大人や社会を変えていくという話。
脇役たちが、過度に下げて描かれているため、主人公達はとても魅力的なキャラになっています。
なので、主人公が登場しているシーンは文章の読みやすさもあって非常にのめりこめます。
しかしそれ以外のシーンは正直退屈させられてしまいました。
1巻ということもあって、世界観、地理などの説明が多くなっているので、全体部の序章といった感じ。
2巻からに期待。というよりは1巻でこれだけ準備を整えたのだから、2巻からは魅せてくれないと作家としてどうかと。
いちおう戦記もの。
魅力的、というか人を惹きつける主人公達が出ずっぱりなので、非常に楽しめます。
文章が比較的読みやすいので、この2冊はライトノベルとしても秀作です。
しかし、この作者は説明文がつまらなく、単調になりがちなので、相変わらず退屈する場面もあります。
戦争の内容はけっこうありきたりで、戦略などに目新しいものがあるわけではありません。
そろそろ完結するようです。
1巻以上に説明文が多かったかもしれない。
今度は戦争相手の国の説明をしていたので、最終巻となる5巻への期待が高まります。
後半部分の、戦争の初めの部分は巧く見せられていて、面白いです。
前半部分はだれがちで、だらだらとしている印象。
戦争と文明という現代社会を皮肉ったようなテーマが、なかなかに活かされてきています。
5巻はいままででも特に良作となる予感。