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「よくわかる現代魔法」 ☆×7 集英社スーパーダッシュ文庫
現代の魔法。機会にコードと呼ばれる魔法の基礎を組み込むことによって、コンピューターに
魔法を使わせる。
その現代魔法の第一人者から魔法を教わることになったこよみだが、とある事件に巻き込まれてしまう……。
設定がいいと思った。そして、それを活かしているとも。
丁寧な展開を読んで楽しめたけど、所々コンピューター用語が難しくてわからない所があったのが残念。
誰にでも分かるように、上手く表現して欲しい。
物語の基盤が理解できないと話に入っていけない。それは非常にもったいない。
それにしても、最後の章のタイトルは笑わせてもらいました。
とにかくこれからに期待できそうな作品だと思う。
「よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター」 ☆×6 集英社スーパーダッシュ文庫
作者があとがきで言っているように、恋愛もの。誰がなんと言おうと。
全体を通しての、ぼんやりとした雰囲気は良かった。だが、言ってしまえばそれだけ。
ただフィルター越しに物語を見ている感じ(それはまあ読書なわけで、自分の体験じゃあるまいし当然と言えば当然なんですが)
を受けました。感情移入する間もなく、あっさりと、それとなく事件も終わった。
なにより、物語の主となる事件の首謀者の描写が少なすぎて、全容が掴みづらい。そこが1番言いたかった。以上。
「よくわかる現代魔法 ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ」 ☆×6 集英社スーパーダッシュ文庫
確かに、面白いっちゃあ面白い。それは認める。ただ、今ひとつ物足りない。
熱い部分も、笑わせる部分も、安心して楽しめる。安定感があるのは良いのだけれど、飛びぬけていない。
突出したものがない。そう思う。
これから設定がどう活かされてくるか、そこに注目。
「よくわかる現代魔法 Jini使い」 ☆×7 集英社スーパーダッシュ文庫
やっと、この巻まで読んで、遅まきながら分かった。この作品、僕が求めている方向とすこしずれたところで面白いんだろう。
だから、あと一歩、と毎回思うんだ。僕が「面白い」と感じるところに非常に近い、だけど、まだ届かない。
気づいてしまって思う。なんだかなぁ。素直に楽しめなくなってきてしまっているけれど、安定しているのはいいことだろう。
「スラムオンライン」 ☆×8 ハヤカワ文庫
あくまでも戦闘は主でないのだと思うけれど、ゲームということもあって、用意に情景を思い浮かべられたので非常に楽しんで読めました。展開事態はほとんどお決まり、というか、丁寧と言えるほどに真直ぐだと思うのですが、直接訴えかけてくるでもなく、それでも消極的でない雰囲気というか、じわじわと伝わってくるものがあって、いいなぁとか思うのですが。どうせなら青猫探しの描写がもっとあってもよかったと思います。読みやすい文章なのと、流れるような戦闘描写なので、少し物足りない。
「All You Need Is Kill」 ☆×8 集英社スーパーダッシュ文庫
読んでいてなんだか不思議な気持ちになりました。面白くて、切ない。全体を通してじっくりと伝わってくる何ががあって、凄くしんみりと読める小説、という風に思いました。
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